Vol.54 準備&「新年のご挨拶」

広く言われるように、”準備力”が物事の結果、成功の運命を左右するというのは正しいと思う。e-Sports選手として現役でやっていた時、一番労力を割いたのは試合前の”準備”だった。結局この準備期間における質と量が結果を左右することが目に見えて明らかだった。e-Sportsの試合前の準備というのは将棋の棋士のそれと似た部分が多いと思う。

 

将棋の棋士の場合、基本的な戦術・戦略・いわゆる基本的な考え方はプロになった段階で修得している。そこから対戦相手のデータを集めて分析する。最近流行りの戦術にも自分なりの指し手を考えたり、新手を考える。僕がやっていたe-SportsもRTS(リアルタイムストラテジー)というジャンルだったので戦略性が問われると同時にリアルタイムで進行するアクションに対する操作性やマップ全体を把握する瞬間空間認識能力なども問われる。つまり、必然的にマルチタスクになってくる。しかし、これは慣れることである程度のレベルまで習熟することができるので余り困らない。

 

選手としての経験を通じて思ったのは準備をする段階で困ったことの一つは練習時間が長期化することだった。試合前の大事な準備をする期間において”量”を意識して、準備に取り組む前から長期的な練習プランや練習メニューの予測が立ってしまうと選手は力をセーブ(手抜き)を無意識にしてしまう。周りのコーチや監督がいくら「全力でやれ」「本気でやれ」と言ってもこれは長期期間のプランやメニューをこなすためのセーブなので本人の意志ではどうにもならない問題なのかもしれない。

 

なのでこの準備期間における練習では”量”ではなく”質”に着目する方が結果的には集中力も鍛えられる。練習期間を短期間にすることで全力を出しやすくなると感じた。僕の人生でも大きく成長を実感できたり、結果が出たのは短期間の負荷(辛さやきつさ)、「集中と絞り」がうまくマッチしたときだったと思う。

ただ1つ問題なのは準備期間の練習プラン、練習メニューというのは個人差があってそれぞれ全く按配が違うことにある。自分の事は自分が一番知っていると思いがちだが、辛い体験や辛い練習というのは自分の限界を低く自分で設定しがちなので限界値が正確に判断しづらい。良い指導者というのはわかりやすい説明や指導力も大事な要素だと思うが、同じぐらい練習量の見極めや個別の限界値の設定が研ぎ澄まされていてうまい気がする。

 

最近ビジネスでもこれは当てはまるなと思った。良きメンターやお手本となる人に自分の状態や様子を見てもらえる人は自分の限界値に近いところで準備期間を費やすことができるので短期間だったとしても飛躍的な成長ができると思った。ただ、目学問、耳学問同様に短期間で修得したことは間を開けたりするとすぐに失われてしまうのではないかと少し気になったりもするが、自転車やスノボの乗り方を覚たら忘れないように短期間の練習でも体学問化できれば体が覚えたことは中々忘れないのではないかと思ったりもする。。。

 

【新年のご挨拶】

新年明けましておめでとうございます。昨年から始めたつたないブログですが、気づいたら総PVが数万クラスになってきて広告バナーでもつけとくんだったなぁと少し思ってしまいましたが(笑)、ブログを開設するときに誓った「お金のために書かない」を守って2018年もできるだけたくさん更新できるように頑張ります–;;

年末年始は初めて一人スノボに挑戦してみたり、ビンゴ大会で景品貰ったり、執筆中の原稿が一からやり直しになったり(笑)、「Bitcoinは年末年始に下がるよ」と教えていた知人から感謝されて予期せぬサプライズを貰ったり、色んなことが起きていますが、2018年も着実に1つ1つ階段を登っていくように成長していきたいと思います。

 

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