Vol.51 良いアイデアと空腹の関係

最近、空腹がもたらす人間の機能について学んだんだけど、非常に興味深かった。

要点から先に言うと、
「空腹」と「少食」、「断食」は脳への血流を良くする。
「空腹」になると胃からグレリンというホルモンが分泌され、脳の記憶中枢である海馬への血行を良くする。=脳の若さを保つことができる。反対に「過食」は脳への血流不足から「ボケ」を誘発する。(食べ過ぎで老化とか怖いし、ボケないで死にたいと心の底から思った。)

 

よくよく考えてみると人類はある側面から見れば「空腹の歴史」と呼べるのかもしれない。
常に空腹と戦い続け、空腹で有り続けたからこそ、脳の海馬を刺激することで「狩猟」や「ものづくり」へ創意工夫、良いアイデア、生活の知恵を生み続けてきたとも考えることもできる。

 

思想や宗教、哲学など歴史からみても、
イエス=キリスト、釈迦、マホメット、孔子などの一般的に云われるところの聖人たちは常に空腹状態だったと記録が残っているし、大きな悟りや精神的な力、霊的な力を得たときは「断食」しているという共通事項がある。

完全に余談だけど、
少し空腹と偉人たちの関係について調べてみた・・・。
釈迦は「一切の疫病は宿食(食いだめ)を本とす」と言っており、古代ギリシャのピタゴラスも「過食ほど怖いものはない。過食から人は病気になる、なるべく少食にせよ。」と言っている。ピタゴラスに関しては99歳まで生きたという実証があること、自身は果物や蜂蜜などの粗食をメインとしていたというストイックな実践者なので説得力がある・・。嘗てフランシス・ベーコンも僧が隠遁者が長寿なのは少食に負うところが大きいと言っている。
昔から「馬鹿の大食い」という言葉があるが、食べ過ぎると血流が胃腸に集中するため、肝心の脳への血流が不足する。よって脳が十分に働かない。食後眠くなるのも同じ原理らしい。

 

エジソンについても少し。。

1000以上もの発明をしたエジソンは蓄音機を発明する際、9昼夜222時間を不眠不休で何も食べずに水のみで過ごしたという。

ある人が「あなたはとても頭が良いですね」とエジソンに言った。

エジソンは「頭脳はみんな同じだよ。考えれば誰にでもできる」と言った。

それに対し、「あなたはお忙しいのに、なぜ考える時間があるんですか?」と切り返す。

するとエジソンは言った。「人は皆8時間寝るでしょう。寝なければ考える時間が生まれる。人は食べるから寝るのです。」脳についての仕組みが科学的に何も分からない時代にエジソンは人の生態的な行動原理や脳の仕組みの本質を理解していたらしい。

 

最後に”断食”についてアメリカでの回虫から猿、人間にまで及ぶ実験した面白いデータがあったので紹介。以下の3グループで脳や身体に一番影響を及ぼすのはどれかという検証。(摂取カロリーを60%にすると寿命は最大50%伸びると結論づけた研究が明らかになった後に)

A…好きなだけ食べさせる

B…摂取カロリーを60%に抑える

C…1日おきに好きなだけ食べさせて、翌日は断食する。

 

結果はCが一番健康体で、寿命も長く、脳に対する損傷も老化も少なく、アルツハイマー病やパーキンソン病もなかったという。(癌にもなりにくい)

「断食」が酸化による脳細胞の損傷・老化を抑え、体のあらゆる細胞の成長を促してくれる、と実験に携わった博士は結論づけている。

ということなので、”空腹感”が体に良いホルモンを与え、老化を防ぎ脳を活性化させる。→つまり脳の生産性の質が高まり、良いアイデアを生み出しやすくなる。という原理。

確かに”空腹感”、”ハングリー精神”というのは世界共通、時代を超えて大事な要素なのかもしれない。古今東西の英雄たちが貧乏人から多く生まれたのも飲まず食わずをなんとか知恵で解決した結果かも。。

 

結論…昨日好きなだけ食べたので今日は断食します。12月は取り敢えず1日おきに断食というのをやる。

 

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