Vol.40 フィードバックの価値

自分を高よう、変化させよう、修正しよう、自己成長させようと思ったとき、1人で取り組むのが難しく、尚且つ大きな価値を発揮するのはフィードバックだと思う。

 

e-Sportsの選手時代も1人で研究しながらやっていたので、何が難しかったかというとフィードバックだった。フィードバックは新たな気づきや自分の修正点を可視化させてくれる。

 

元来、他人観察も好きだったこともあり、自己観察する力は多少養ってきたつもりだった。仮説検証し、やってみて、修正点を見つけて、次回は必ず修正して繰り返さない時間配分、環境、決心をする。しかし、自己観察は自分なりの認識と解釈になるので偏った見方や歪み、見えない視野が生まれる。

 

なので監督やコーチ、上司やコーチングする方たちの大きな役割と価値の1つはフィードバックだと思う。経験豊富な人であれば彼らのフィードバックは的確で、フィードバックを受ける側も自分の弱点や位置を正確に掴むことができる。これは飛躍的な進歩や成長に繋がる。

 

フィードバックをうまく機能させるために必要な素養、資質の一つに”柔軟さ”があると思う。常に謙虚な姿勢でひたむきに上を目指しながら努力し続けられる姿勢、一度自分の認識感と固定観念、経験を外すことのできる力は柔軟さがあってこそ備えられると思う。

 

フィードバックが機能しない人たちを観察してみると、3つほど特徴を発見した。1つは目的意識と問題意識の無さ、2つ目はプライドや拘りの高さ、3つ目は失敗を恐れる姿勢。

 

目的意識はつまり、その後の自分のありたい姿や理想像、実現したい世界が明確に描けていない状態。そしてそれがないために今この時間に何を自分が得なければならないのかがアバウトになり、時間を浪費してしまう。常に自分の中に目的意識と問題意識があってこそ、今の自分の位置、現状と目指す位置へのギャップをわかるようになり、何をすればいいのか分かると思う。

 

そして、プライドや拘りが高い人はそもそもフィードバックを受け入れない。外見では分からないが、中身を見てみるとプライド、自分のやり方、拘りが固まっている場合がある。自分とはこうだ!という強い思いがあり、あるべき自分と本来の自分ギャップに気づくことを恐れているのかもしれない。しかし、これは自分を肯定し、認める力、認める余裕を持っていないからだと思う。

 

最後に失敗を恐れてしまう姿勢は恐ろしい。この姿勢を続けると機会を逃し、結果的に失敗するより損をしてしまう。考えすぎるより、やってみた方が早く、多くの気づきと学びを得られる場合も多い。

 

実際、自分が高いところを目指しているのであれば、遠くに行きたいのであれば、スピード感は大切。逆算して考えてみると分かりやすいが、高い目標、高い位置を目指せば目指すほどに絶えず自分を変えていかなければならない。普通の成果や普通の仕事をしようとすれば自分さほど変える必要もないけれど。。

 

そしてこの姿勢が体質化している人にはフィードバックはあまり効き目がない。やるまでに時間がかかるから。。社会ではミスを恐れるあまり、結局何もしないことが多々ある。だけど、何もせずにいたらそれも含めて全て駄目になってしまうということを忘れている気がする。何事にも課題はあるけれど、課題に取り組むことを恐れて始めることを辞めてはいけないと思う。

 

e-Sports選手をしていた時も現在も感じることがある。それは自分だけでやりたいという人の多さ。多くの場合でこれがうまくいかないのは自分の中でフィードバックのサイクルができないからだろう。自分のやりたいように、自由にやる怖さはそれに伴う成果責任と管理の難しさにある。

 

目的意識と問題意識を常に持ち続け、ありたい自分のビジョンを描き、そことのギャップを埋めるために観察する感覚を研ぎ澄ませ、失敗を恐れずにチャレンジし続けるという流れを自分1人で行わなければならない。そして自立した人間、自分の軸で生きていく人間には自分へのフィードバックを施しながら自己成長に繋げる生活習慣が必要なのだと感じる。

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