Vol.26 プレゼン戦略を磨く

前回の内容を書いていて、その内容に関する質問と書き足りなかったことがあったので、それを踏まえて追記として書いてみた。

 

プレゼンにおける戦略について

 

物事を考える時に、それが戦略的な考えなのか、戦術的な考えなのか、よく分かっていない人や分別できていない人、混ぜて考える人は非常に多い。

 

プレゼンにおいても戦略的思考、戦術的思考は大事な考え方であり、武器だと思う。そうするとまず、戦略と戦術の違いを考える必要があるんだけど、

 

簡単に喩えるなら、国家同士の戦争の際に首脳陣が考えて実行するのが戦略であり、現場で指揮する将軍や司令官が考えて実行するのが戦術。

 

もっと言えば、戦略は大局的な目線で思考を全体に広げていく種類の考えに対して、戦術はその場でどうするのか、具体的な動きや考えを磨いていく考えなので考えの視野を戦略と比べると戦術は狭い。

 

そもそも戦術というのは戦いが起こったり、競い合うことが発生しなければ考える必要がない傾向が強いのに対して、戦略は長期的な思考やそもそも戦わない、戦いを避けるという考えにもなるので、考えのベクトルには明確な違いが有ると思う。

 

そういう意味で”戦わずして勝つ”は正に的を得ていて、戦略的思考は突き詰めれば戦わないための、戦いを避けるなのかな・・

 

ビジネスシーンや経営においても戦略的思考は様々な場面で見て取れる。(例は以下の通り)

 

・企業や製品の差別化戦略

→競合他社やその製品との差別化を図ることで、戦いを避ける。(ターゲット層をずらす)

 

・プラットフォーム戦略やNo.1戦略

→新しい事業において独自の生態系を確立、そこに巻き込むことで自らはトップに君臨し、戦わなくて済む。

 

・マーケットサブディビジョン(市場の細分化)戦略

→専門性や拘りを突き詰めることで、マーケットの隙を狙っていく。

 

前置きは長くなったけど、本題のプレゼンの戦略について。

 

プレゼンにおける戦略と戦術について自ら考えてみることが大事だけど、個人的に考え抜いたのは以下の通り。

 

プレゼンの戦略:自分だけのオリジナル(個性や独自性を含んだもの)のコンセプト、核となる考えを創造すること。

 

プレゼンの戦術:先のコンセプトや核となる考えをシンプルに、魅力的に、理解しやすく伝えること。

 

以上のようにまとめてみると、スピーチやプレゼンでは自分の物語や企業がそう至った経緯が戦略になり得る。

 

多くの人を魅了してきたスピーチやプレゼンを聞いて自分なりにそういう視点で見てみればより理解が深まると思う。そして、戦略の部分を戦術の部分で具体的にイメージ化、分かりやすくしていく。

 

こういった戦略と戦術の面から見ると、より自分の気づかなかったプレゼンの改善点や修正点が出てくると思う。

・核の考え、メッセージ(伝えたい事)は何なのか?

・その核は本当に”戦略”になっているのか? それを伝えることで戦いを避けられるのか。

・オリジナルの切り口やメッセージ、考えがあるのか?

・プレゼンのストラクチャーが正しいのか?

などなど。

 

こんな感じで自分なりのプレゼン戦略を一人ひとり練っていくことがプレゼン力を磨くことだと思うんだけど、多くの人がありきたりなプレゼンをしてしまうのはそういう種類の思考回路を開発していないからだと思う。

 

プレゼンしながら、失敗もするだろうし、駄目な部分を指摘されることもあるだろうけど、練習と訓練によって培ったテクニックで補えるようになってくればそういうシーンは断然減ってくる。

 

諦めないで磨き続けることがプレゼンにおいても大事。

 

個人的にはロボットのようなプレゼン、アクション映画みたいなモーション満載のプレゼンは中身が無いことが間々有るのであまり好きではないです(笑)
プレゼンは個性が出るから面白く、普段の思考回路が表れるので面白いです。自分だけのプレゼンがいつも出来る人は実力があるという証明なんだよね。

 

Kei Michizoe → プロフィール              Twitterはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です